吉田さらさの「明日がちょっと幸せになる お地蔵さまのことば」

寺と神社の旅研究家吉田さらさが10年間の旅を通して撮りためた石仏、石の神様像の写真を、お言葉ともにお届けします。

Entries from 2015-04-01 to 1 month

自分の信じる方が常に「前」である

わたしたちの目の前に広がる、...この茫洋たる海。 魚も鳥も、そして海流も船も、 何もかもが前に向かって進んでいる。だが、それぞれの行く方向は違っている。この世に百の動くものがあるなら、百の「前」があるのだ。 たくさんのものに押し戻されたり、流…

当たるのは100のうち1と心得よ

息子よ、おまえはまだ子供だが、...本物の人生を始める前に、 教えておきたいことがある。それはな、釣りに行っても、 必ずしも、毎回、魚が手に入るってわけではないということだ。 いやむしろ、一匹の小魚も捕れない時だって けっこうある。そんなことが続…

未来の幸せよりも今の幸せ

わたしは、「人間にとって幸せとは何か?」という問題について、何百年も考え続けています。わたしの仕事は人を幸せにしてあげることなので、...まずは、その「幸せ」って何なのかをちゃんと理解する必要があるのです。しかし、これがなかなか難しい。 「貧…

感情の汚れを翌日に持ち越さない

世の中、自分の目の前しか見えていない人ばかり。だから、ムカつくことなんて、毎日無数にある。ひどく傷つけられた時、...理不尽なことをされた時、 誰かせいで、余計な手間や時間を取られた時、 怒りがふつふつとこみ上げて来る。 「ちきしょう、なぜ自分…

『運』に人生を左右されない

運勢は手を見るとわかります。運命は生まれた時から定められているので変えられませんが、運勢は、その時の運気を的確につかむことによって変えられるのです。だから皆さん、ものごとを前向きに考えていると開運できます。 なあんてことを世間では言うが、そ…

どこまで行っても上がある

人生は終わりのない山登り。もう十分登っただろう。そろそろ頂上なんじゃないの?と思ってたどりついてみると、なんだ、まだまだ道半ば、はるか高い頂が遠くに聳えている。 東京都港区芝公園 地蔵菩薩 写真の下半分は、どこかの山際の寺で見かけるような風景…

長生きしたきゃ「歯が命」

80歳になった時に自分の歯が20本残っていれば上等だというが、俺なんか、かれこれ260歳になるのに、ひとつも歯が欠けてないぜ。昔、加藤茶が「歯ぁ磨いたか?」と言っていたが、あれこそが人生の極意だった。 歯さえ丈夫なら、たいていの困難は噛み下…

年をとっても悟れるとは限らない

けっこう長く生きてきたもんだと思ったら、あとちょっとで「お年寄り」である。お年寄りは長く生きてきた分知恵があると言われるけれど、わたしに限って言えば、そんなことはまったくない。「畳を拭く時は米のとぎ汁を使うとよい」とか「頭が痛いときは梅干…

やりたいことは今日からはじめる

人から後ろ指を指されたくなくて、...いつも我慢して、やりたくないことをやっている。 誰かのために、やりたかったことを諦めてしまった。やりたいことはあるけれど、その前に、やるべきことが多すぎる。 あれやこれやと言いわけしているが、 本当は、やり…

春、桜の下にまた生まれん

このお地蔵さんの中には もうこの世にはいない子供もいます。 でも、だからって、いつまでも、魂がここにあるとは思わないで。 子供たちは、もう次の人生をはじめています。 そして、その人生で、新しい何かに挑戦しているかも知れません。 でも、その子たち…

人を化かす前に自分を化かす

2015年4月1日 エイプリルフール 今日はウソをついてもいい日だというが、...俺なんか、毎日ウソばかりついてるから、 今日ぐらいは、ウソをつかないようにしよう。 というのはまたウソで、さっきから、何かに化けて人を騙してやろうと、ここに隠れて様子をう…